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エコチルやまなしからのお知らせ

2020年3月までに8歳学童期総合健診に参加されたお子さんと保護者の皆さんへ ~遺伝子解析に関する研究情報の公開について~

研究情報の公開(オプトアウト)

2020年3月までに8歳学童期総合健診に参加されたお子さんと保護者の皆さんへ

 エコチル調査8歳学童期総合健診にご協力いただき、ありがとうございます。健診で採取させていただいた試料から遺伝子解析を実施する研究について、山梨大学医学部倫理委員会の承認が得られましたので、以下の通りお知らせいたします。
 遺伝子解析のためにお子さんの血液・唾液・口腔内細胞、お母さんの血液を使用することについては、総合健診の同意を頂いた際に文書にてご説明させていただいておりますが、利用目的等が具体的に決まりましたので、国の定める「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、研究が実施されることについて参加者の皆さんにお知らせしますとともに改めて同意を撤回できる機会を設けさせていただきます(このような手法を「オプトアウト」といいます)。
 研究への協力を希望されない場合は以下の問い合わせ先までご連絡ください。不参加を申し出られた場合でも、何ら不利益を受けることはありません。

 

<連絡先>
山梨大学大学院総合研究部附属出生コホート研究センター内
エコチル調査甲信ユニットセンター(エコチルやまなし)
メールアドレス:ecochild-ksuc@yamanashi.ac.jp
電話:055-273-1258(平日9:00~17:00)

 


 

8歳学童期総合健診に参加されたお子さん・保護者の皆さんへ
遺伝子解析研究 実施のお知らせ

 

研究の題名:エコチル調査8歳学童期総合健診の採取検体を用いた遺伝子解析
研究期間:医学部附属病院長の許可日~2034年3月31日
研究責任者:山梨大学医学部社会医学講座 教授 山縣 然太朗

 山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年5月30日施行)に基づき、匿名化された既存試料・情報の研究利用について、以下に公開いたします。

 

【研究の目的と意義について】
 体質や病気と関係する遺伝子と環境要因を調べてその関連を明らかにすることを目的とし、将来的に遺伝子や生活習慣に応じた病気の発症予測が可能となり一人ひとりに最適な予防法・治療法の開発につながることが期待できます。

 

【研究の方法について】
 「エコチル調査8歳学童期総合健診」において遺伝子解析を目的に採取したお子さんの血液および唾液・口腔内細胞と、お母さんの血液からDNAを抽出し、遺伝子解析を行います。本研究の遺伝子解析の調査範囲は以下の内容です。

① 個人の体質に関する遺伝子(肥満のリスク、アルコール代謝など)
② 疾患感受性に関する遺伝子(アレルギー疾患、神経発達など)
③ 薬剤応答性に関する遺伝子(チトクロームなど)

ただし、次の3点についての遺伝子解析は行いません。
・遺伝性疾患(単一遺伝子疾患、家族性腫瘍等)
・体細胞遺伝子検査
・親子鑑定に関する検査

遺伝子解析とは?(補足説明と参考用語集)

 

【利用する試料・情報について】
〈対象となる参加者さん〉
2019年7月6日から2020年3月までに実施した8歳学童期総合健診に参加されたお子さんとお母さん
※2020年4月以降の参加者には、総合健診参加時にインフォームド・コンセントを得る。

〈利用する試料・情報〉
利用試料:血液、唾液もしくは口腔内細胞
利用情報:エコチル調査8歳学童期総合健診質問票、血算・尿・便の検査値等

 

【試料・情報を利用する者の範囲について】
 この研究において利用される試料および結果情報の利用者は、本学医学部の小児科学講座、内科学講座、整形外科学講座、泌尿器科学講座、眼科学講座、歯科口腔外科学講座、耳鼻咽喉科・頭頚部外科学講座、社会医学講座、出生コホート研究センター関係の研究責任者・分担研究者のみです。

 

【個人情報の取扱いについて】
 収集したデータは、誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

 

【結果の返却について】
 遺伝情報については原則として結果の返却はいたしません。ただし、本研究で当初は想定していなかった、参加者さん及び参加者さんの家族の生命に重大な影響を与える偶発的所見が発見された場合には、研究責任者及び研究分担者等で結果返却すべきか否かを協議し、結果返却すべきと決定した場合は、参加者さんに確認した上で結果返却を行います。

 

【利益相反について】
 この遺伝子解析研究は、山梨大学で管理されている研究費(奨学寄附金)を用いて実施いたします。この研究のために、企業等からの資金提供はありません。したがって、この研究の計画、実施、発表に関して可能性のある利益相反は存在しません。また、研究責任者及び分担研究者は、利益相反について本学医学研究利益相反審査委員会に申告し、適切な実施体制であることの審査を受けております。

 

【お問い合わせ等について】
 この遺伝子解析研究へのご協力は、参加者さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、その参加者さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又は電話にてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。
 また、参加者さんや代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又は電話にてご連絡ください。

 

〈お問い合わせ等の連絡先〉
山梨大学大学院総合研究部附属 出生コホート研究センター内
エコチル調査甲信ユニットセンター エコチルやまなし
メールアドレス:ecochild-ksuc@yamanashi.ac.jp
電話:055-273-1258(平日9:00~17:00)

遺伝子解析とは?(補足説明と参考用語集)

 

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