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エコチルやまなしからのお知らせ

山梨大学でエコチル調査8歳学童期総合健診を受けられた方へ ~ 研究実施のお知らせ ~

研究情報の公開(オプトアウト)

 エコチル調査8歳学童期総合健診にご協力いただき、ありがとうございます。健診の際に取らせていただいた手のひらの画像を分析する研究について、山梨大学医学部倫理委員会の承認が得られましたので、以下の通りお知らせいたします。

 情報の利用目的等が具体的に決まりましたので、国の定める「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、研究が実施されることについて参加者の皆さんにお知らせしますとともに、使用を拒否できる機会を設けさせていただきます(このような手法を「オプトアウト」といいます)。

 研究への協力を希望されない場合は以下の問い合わせ先までご連絡ください。不参加を申し出られた場合でも、何ら不利益を受けることはありません。

 

山梨大学医学部社会医学講座
講師 小島令嗣
メールアドレス:kojimar@yamanashi.ac.jp
FAX:055-273-9566

 


山梨大学でエコチル調査8歳学童期総合健診を受けられた方へ
研究実施のお知らせ

 

研究の題名:フィラグリン遺伝子変異解析を含めた掌紋増強とアレルギー関連疾患の関連
研究期間:医学部附属病院長の許可日~2034年3月31日
研究責任者:山梨大学医学部社会医学講座 講師 小島 令嗣

 

山梨大学医学部では、上記課題名の研究を行います。「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(令和4年4月1日施行)に基づき、加工された既存情報の研究利用について、以下に公開いたします。

【研究の目的と意義について】
近年、皮膚のバリア機能をになう保湿成分であるフィラグリンの遺伝子変異と手のひらのしわの多さに関連があると報告されています。今回の研究では、手のひらのしわとアレルギー疾患の関連を明らかにすることを目的とします。

【研究の方法について】
エコチル調査8歳学童期総合健診では、胎生期の男性ホルモン環境が、排泄機能、性役割行動、運動機能及び体格に与える影響について検討することを目的にして、胎生期の男性ホルモンの影響を受ける第2指と第4指の長さの比を、手のひらの画像を取得して計測しています。今回の研究では、既に取得した手のひらの画像を使って、手のひらのしわの評価をします。またエコチル調査8歳学童期総合健診と今までのエコチル調査の質問票から、伝染性軟属腫(水いぼ)などのアレルギー関連疾患や喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の有無を確認し、手のひらのしわとの関連をフィラグリンの遺伝子変異を含めて解析します。

【利用する情報について】
〈対象となる方〉
2019年7月6日から開始された8歳学童期総合健診に参加されたお子さん
〈利用する情報・項目〉
手のひらの画像(エコチル調査8歳学童期総合健診からすでに得られた情報)
フィラグリンの遺伝子変異のデータ(エコチル調査8歳学童期総合健診からすでに得られた情報)
伝染性軟属腫などのアレルギー関連疾患(エコチル調査8歳学童期総合健診からすでに得られた情報)
アトピックマーチ(喘息やアトピー性皮膚炎などの状況)の情報(エコチル調査の質問票などからすでに得られた情報)
その他、アレルギー疾患と関係のある情報(エコチル調査の質問票などからすでに得られた情報)

【情報を利用する者の範囲について】
この研究において利用される情報の利用者は、本学医学部の小児科学講座、泌尿器科学講座、人体病理学講座、社会医学講座、出生コホート研究センター関係の研究責任者・分担研究者のみです。

【個人情報の取扱いについて】
収集したデータは、誰のデータか分からないように加工した上で、統計的処理を行います。国が定めた倫理指針(「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」)に則って、個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。

【利益相反について】
この研究は、山梨大学で管理されている研究費(奨学寄附金)を用いて実施いたします。この研究のために、企業等からの資金提供はありません。したがって、この研究の計画、実施、発表に関して可能性のある利益相反は存在しません。また、研究責任者及び分担研究者は、利益相反について本学医学研究利益相反審査委員会に申告し、適切な実施体制であることの審査を受けております。

【お問い合わせ等について】
この研究へのご協力は、参加された皆さんご自身の自由意思に基づくものです。この研究への情報提供を希望されないことをお申し出いただいた場合、そのお子さんの情報は利用しないようにいたします。ただし、お申し出いただいた時に、すでに研究結果が論文などで公表されていた場合には、完全に廃棄できないことがあります。情報の利用を希望されない場合、あるいは不明な点やご心配なことがございましたら、ご遠慮なく下記連絡先まで、メール又はFAXにてご連絡ください。この研究への情報提供を希望されない場合でも、診療上何ら支障はなく、不利益を被ることはありません。
また、ご本人や代理人の方のご希望により、この研究に参加してくださった方々の個人情報および知的財産の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや文書でお渡しすることができます。希望される方は、以下までメール又はFAXにてご連絡ください。

〈お問い合わせ等の連絡先〉
山梨大学医学部社会医学講座
講師 小島令嗣
メールアドレス:kojimar@yamanashi.ac.jp  FAX:055-273-9566

 

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